CARC NEWS 103号 2006年8月7発行 8月8日全面書き換えhttp://www.jarl.com/carc/
CARCNEWS
ちはら台アマチュア無線クラブ
JF1YYZ発行責任者JS1QPF
JARL登録番号 12−1−45

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コンテストリザルト


フィールドデーコンテスト速報

7M3GOH 田頭芳樹
VUアンテナのセッティング
VUアンテナのセッティング

昨年の雪辱めざし

クラブ結成当初からの伝統の一戦
 今年も、毎年恒例の夏の一大イベント、フィールドデーコンテストに参戦しました。
クラブ結成当初、わずか数名で「参加することに意義がある」と参加したコンテストですが、毎回工夫を重ね、クラブ員の技術も磨き、上位入賞が狙えるようになってきました。

開村式には10名が参加
開村式には10名が参加
 スコアは毎年ぐんぐん伸びてきました。3年前には念願だった地域クラブ対抗での全国ベスト10入りを果たし、翌年もさらにスコアを伸ばし、ベスト10圏内を守りました。しかし、去年は機材トラブル等もあり、スコアを落とし、ベスト10圏外に退いてしまいました。さて、今年はどうなるでしょうか?


昨年の雪辱を晴らすため
 昨年のコンテストの敗北直後から、次はなんとかしたいという熱い思いでクラブ員は燃えていました。
例年ですと1ヶ月前から準備が始まりますが、今年はもうゴールデンウィークが終わった時から作戦会議を重ねてきました。

 昨年の敗北原因として、最初のセッティングに手間取り、開始時刻ギリギリまでかかってしまったこと、交信記録のためのサーバPCが何度かダウンし、そのたびに交信が中断したことなどがあげられました。
そして、今回はその対策をしっかりし、さらに、得点を伸ばすための綿密な作戦を練りました。全員が例年になく燃えていました。


新メンバーとアンテナアンテナでスタートダッシュ

最高のパフォーマンスを発揮した7MHzループアンテナ
最高のパフォーマンスを発揮した7MHzループアンテナ
強力な新メンバー
 今回、このコンテストから、新メンバーにJE3NJZ皆田さんをむかえることになりました。
一昨年の過去最高得点をマークした時に活躍した7MHz用ループアンテナを製作した方であり、移動運用に関して色々とノウハウをお持ちです。

 今回も、様々な移動運用グッズを持参され、その素晴らしさに他のメンバーから驚きの声が上がっていました。これは期待できそうです。

 中でも、10mグラスファイバーポールを2本使った7MHzループは完成度が高く、一番の得点源である7MHzで高得点が期待出来そうです。


順調な設営と凄まじいスタートダッシュ
 前回、設営に手間取ったことから、今年は設営方法に色々と工夫を重ねました。その甲斐あって、設営は順調に行き、まだ明るいうちから開村式を行うことが出来ました。
開村式で楽しくわいわいと騒いだ後、21:00からコンテスト開始です。10分ほど前にはそれぞれが持ち場に座り準備開始。
 そして、21:00コンテストが始まると、いきなり物凄いスタートダッシュです。
ZLOGの画面にひっきりなしに交信データが表示されていきます。自分の直前の交信データを直そうとしても、一瞬にして画面から消えてしまうほどです。
順調な滑り出しに、「今年は違う!」とすでに手ごたえを感じました。


強力な助っ人
強力な助っ人

トラブルを乗り越えて確かな手ごたえ

トラブルに見舞われても冷静に
 とても順調な滑り出しでしたが、7MHzは何故か受信感度が悪く、いつもの調子が出ないでいました。
調べたところ、リグのセッティングの誤りだったのですが、即座に対処も出来、従来の調子を取り戻しました。

 今年もまた、サーバが停止するなどのトラブルが何度かありましたが、それでも、事前にサーバが停止してしまった場合の対処手順を検討していたおかげであわてることなく冷静に対処が出来ました。


明け方の濃霧
CWでコツコツと稼ぎ出す
CWでコツコツと稼ぎ出す
 コンテスト時間中は天候は比較的よかったのですが、明け方はあたりは物凄い濃霧につつまれました。
霧のただよう幻想的な朝、ほとんど寝ないでオペレートしつづけ、得点は確実に上昇していきました。


確かな手ごたえ
 6日の昼頃、コンビニ弁当(伝統的に2日目の昼は冷やし中華などの麺類)を食べながら、なんとしても一昨年の最高得点記録を更新しよう、と話しあっていました。
 それにはあと少し、残りの時間をがんばらなくては。炎天下、汗だくになりながら、全員一生懸命スコアを伸ばしていきます。

 そしてまもなく一昨年の最高得点を上回り、さらに得点は伸びていきました。終わった時、確かな手ごたえがありました。

 さて、順位は?またベスト10内に返り咲くことが出来るでしょうか?開村式で「今年はベスト10どころではなく、ベスト5を目指す」と豪語したメンバーがいましたが、果たして結果はどうでしょうか?


今年はVU基地局を増設
今年はVU基地局を増設

来年に向けて更に多くのご参加を

来年に向けて
 例年になく順調だったフィールドデーコンテストですが、いくつか課題もありました。せっかくのビームアンテナがうまく回せずに、ごく狭い範囲にしかビームを向けることが出来なかったり、やはりまたサーバトラブルに見舞われたり、炎天下長時間の送信で熱のためパワーダウンしてしまった送信機とか、色々改善すべき点はありました。

 来年はさらに改善してもっと得点を伸ばし、どこにも負けない地域クラブを目指しましょう。参加した皆さん、お疲れ様でした。参加できなかったけど色々協力していただいた皆さん、ありがとうございました。

 今年は諸般の事情で参加できなかったみなさん、来年は少しでも参加できることを祈っております。いずれにせよ、今年の結果が出たら順位はどうであれ、過去の最高得点をマークしたことをみんなで祝いましょう


コンテスト終了時のメンバー
コンテスト終了時のメンバー
コンテストリザルト
2006FDコンテストの結果(速報=暫定)は下記のとおりです。
BandQSO'sMulti.
3.5 202 42
7 316 51
14 89 33
21 47 23
28 23 12
50 226 33
144 158 14
430 136 11
1200 33 9
Total 1230 228
CW 47.5%
G 280,440
Gx2 560,880


Contest Result
JF1YYZ ちはら台アマチュア無線クラブ
フィールドデーコンテスト
開催年 QSO マルチ 係数 得点 順位 地域クラブ順位
第49回 2006年8月5日〜6日 1230 228 2 560,880 ? ?
第48回 2005年8月6日〜7日 904 219 2 395,952 >16/80 13/130
第47回 2004年8月7日〜8日 1,106 236 2 522,032 14/90 9/133
第46回 2003年8月2日〜3日 895 218 2 390,220 15/93 9/140


過去の実績はこちらをご覧下さい。


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