D−STAR

D-STARに挑戦するための予備知識


 JARLでは平成16年1月13日の省令改正に合わせて、D-STARのレピータ局・アシスト局について、アマチュア局としての免許申請をおこない、関東地方では、東京都中央区・西東京市・調布市、東海地方では、愛知県名古屋市熱田区・昭和区・春日井市、関西地方では大阪府大阪市住之江区・平野区・東大阪市、奈良県奈良市でアマチュア局としての免許を受け、各エリアでレピータ局・アシスト局が運用が開始されました。その後、全国各地に次々とD-STARレピータ局が開設されています。

 D−STARの音声通信  D−STARデジタルデータ通信
 レピータでさらに広がる楽しみ  D−STARの電波型式と免許申請




レピータを使わなくてもおもしろいD-STAR

 D-STARは、「レピータ局やアシスト局を活用したアマチュア無線のネットワークシステム」としての側面ばかりが大きくクローズアップされているD-STARですが,もちろん「レピータを使わないローカル局間のトランシーバー単体同士での交信やデータ通信」にも便利に楽しく活用できます。後述しますがデジタル音声通信では,ノイズのないクリアな受信音質が大きな魅力です。コールサインを指定した待ち受け受信も簡単にできます。
 一方,デジタルデータ通信を気の合うローカル局が集まって活用すれば,ローカル局間のパソコンデータのネットワーク共有など無線LAN的な使い方も,簡単な設定だけでできます。

 たとえば,上の図は4局によるローカル局間ネットワークの例です。D-STARトランシーバーのデジタルデータ通信を活用すれば,このようなローカル局間ネットワークが簡単に実現できます。このネットワーク上でA局のパソコンにBBS(電子掲示板)の機能を持たせればローカルBBSができ,ローカル局同士で自由に読み書きできます。
 大容量のハードディスクが接続されたB局のパソコンが共有設定してあれば,ローカル局用の共有データ保存などに活用できます。ドライブが大好きなD局は,行き先で撮影した画像や音声を自由にローカル局に送ることができる!といった具合です。
 レピータを使わなくてもD-STARは,なかなかおもしろく活用できそうですね。




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