新年あけましておめでとうございます。 という挨拶をかわすにはチョッと戸惑うような自然災害に始まり また、大きな航空機事故までが発生してしまいました。皆様にはご無事であったことと思います。 今年もどうぞよろしくお願いします
今回はQSL カードについて 書いてみます



QSLカード交換してますか??

 
 大昔?無線の交信は リポートの交換で始まりQSLカードの交換で終了するということを言われました。QSLカードは紙で発行するものと思っていました。
でも最近は少し変わってきている模様です。
JARL Web に 次のようなお願いが掲載されている (https://www.jarl.org/Japanese/5_Nyukai/qsl_onegai.html JARL理事会(第69回理事会決議))
表題だけ紹介します。 QSLカード転送遅延の解消のため「発行枚数見直し」にご協力をお願い申し上げます というもので要約するまでもないのでここでは内容については書きません。(なおこのお願いは会員向けの理事会報告では無いのがおかしなところですが・・・)
 では 私のQSLカードの処理ついて以下書きます。

JA0DET のQSOからQSLカード発行の現状の流れ

 私の交信相手はほぼ90%以上が海外局です。そしてその殆どがパソコンとソフトウエア―を使って運用するFT8 FT4などの新たなデジタル通信モードです。通信ソフトは「JTDX」です。(ほかにWSJT-Xなどがありますが受信感度が良いという評判から「JTDX」を使っています。聞き比べたことが無いので正直なところ本当に感度がいいのかは不明です)
下の画像がそれです。Ver2.2.159 improved 版を使っています。1シーケンスでの局が1画面に収まらないことがあるのでモニターを縦置きとして更に縦方向に最大に伸ばして使っています。



呼び出し  

下の画像 左の受信画面で093515UTCでLA9CAAがCQを出しているのを呼んでリポート交換してQSO完了した画面です。

・QSOしたい局(CQとか73を送ってる局)のCALLをマウスクリックして呼びます。応答、レポート交換などソフトウエア―が自動で進めます。
・交信が成立すると(RR73の交換)JTDXのソフトがLOGに書き込むための交信データを自動でパソコンの画面にホップアップしてきます。

 左がホップアップ画面です。

内容を確認し、コメントなどがあれば追記して(画面の場合はSp) OKボタンを押すとログソフトに書きこまれます。
 
なお、CWやSSBの場合はツールを使っておりませんのでQSOデータのホップアップは、当然ありませんので下のLogger32左中段ぐらいにある JA0DETの「Logbook entry window」で必要な項目を手入力しLogbook pageへ書き込みます


ログソフトは、「Logger32」です(下 右画像)

K4CY が開発しているフリーソフトウエアーです。ARRLの「LOTW」や先に書いたホップアップ画面などJTDXなどのソフトウエア―との間でデータのやり取り等 出来ないことがないといわれるほどの機能を持っています。
残念ながら使いこなせていませんがログ管理やQSL発行など
わたしにとっては 無ければならないツールとなっています。


このログデータを最低半月に1回
くらいの割合で DATA範囲を指定したADIFファイルを作成します

このファイルをTQSL(無料)のプログラムを使ってLOTWへ送り自分のデータをアップロードします。
Logbook of the World(LoTW・世界のログブック)は,ARRL(American Radio Relay League・米国アマチュア無線連盟)が世界中のアマチュア局を対象に運営しているQSOログのデータ・バンクです.

LOTWと、TQSLは使用前にに認証
登録が必要です。いづれもインターネット・メールの世界でやり取りが可能です。
Logger32は認証等必要ありませんが自己管理となります。


さて、今までぐちゃぐちゃ書きましたが、
一体JA0DETは何が言いたいの?との声が聞こえてきます。

 LOTWのシステムは ARRL米国アマチュア無線連盟が世界のアマチュア局のために作ったシステムです
それも20年くらい前です
と書きましたが私の思うところ実は
自分たちARRL自身の組織の維持と発展のために
作らなければならなかったのだと思います。ビューロがパンクしそうだったのかな???

今回の最初に書きましたが
今JARLがQSLカード転送遅延の解消のため「発行枚数見直し」にご協力をお願い申し上げますと会員に呼び掛けています。
QSLカードの転送業務にだけお金をかけるわけにはいかないのは当然のことですが、いろいろな理由で
島根のQSLビュローが遅れている、
無駄なカードの送付をなくすことに
協力をお願いしたいということだと
思います。

無駄なカードといわれても人それぞれです。
ここまで書いたので QSL発行 私の場合 続きです

             

最初にLOTWの前に
私がQSLカードを必要とする理由は、今となっては アワードの獲得のためです。ですから QSLを得ているEntityで同一バンド・同一モードについてはカードは必要としません.。が、LOTWで一定期間(1か月くらい)経過しても交信の確認が取れない場合は手書きカードを島根に送ります。
 下の右がLOTW{Your QSOs) 左がLogger32のLogook ページ。
8Q7KBは LOTWでQSOデータを見ると QSLのカラムで国名が青くなっています。LOTWで確認できた意味です。
LOGの方でLOTW QSL confirmadをクリックすると赤に塗りつぶされます。緑はLOTWで確認できづ紙QSLを送った意味です。
私の場合は約80%が赤くなります。昨年は1年間で2200 QSOしかしていませんがそれでもQSLカードの減少にはかなり協力していると思っています。

 

今どきのQSL 
hQSL、eQSLなど
の電子QSL、直接メールで添付ファイルで飛んで来るもの等あるみたいですね。
私は利用する気もありませんが いづれもARRLのDXCCやWAS、VUCCアワード、US CQ社のWAZ、WPXアワードなどには現在では無効です。
LOTWではJARLのAJD、JCC,JCG等には現状では対応していません。

Clulog OQRS、Paypal 下の画像は CLUBLOG です。

このシステムに登録した局と、孤島や郵便事情の悪いDXペデション局等が主として使用します。相手と自分のCALLを入れてQSOが確認できたLOGがあればQSLカードをリクエストします。次の画面(省略)で日時、モードのチエックが行われ所定の費用を PAYPAL 等で決済すればQSLカードが郵送されてくるものです。 エアーメールの封書や返信用のSASE封筒や返信の郵便代IRCなど不要です。
今は、5$とか10$とか要求される場合もあるみたいです。自分でエアーメールを作りIRCなどを準備し、郵送するのとどっちが良いか??
尚、ClubLogの使用料は無料ですが管理者に(Michael, G7VJR)毎年微々たるものですが(と書いたところで)昨年寄付してなかったので今 寄付しました。HP を書いて良かった。忘れてた。下が寄付したPAYPAL画面です。

編集後記  JA0DET
「JARLのQSLビューロが相当な遅れを以前から出しているのに、何にも具体的な対応がなされていない。
いったいどうなっているんだ」とか「仕事をしない理事など止めてしまえ」とか かなり厳しい話しが飛び交っています。会長の交代があってから 理事会の議事録などがある程度公表・公開されるようになってきたという話しを聞くようになりました。わたしとしてみればJARL自体には何も期待しておりませんのでどうでもいいんですが・・・と書くと怒られそうですが。でも世の中のアマチュア無線家 特に大昔からの方には昔からJARLに期待し協力してきたのに結果として財政を中心に痛めつけられて来た先輩諸氏の気持ちは良くわかる気がします。自分が1時的でも面白いと思って始めた アマチュア無線です。是非あのころの気持ちを思い起こして再開してみませんか。お待ちしております。
わたしにとって今一番の苦労はタワーに上がることです。が、何の何の まだ後期高齢者の仲間入りをしたばかりです。これからも大いに無線を楽しむぞ。
 久しぶりの会報です。読みにくいのはごめんなさい。