WSJT 系モードの交信手順
太陽活動は11年周期と言われていますが何が原因かは定かではありませんが、最近はこの定説に沿わない黒点数の変化を見せています。いづれにしても現在はサイクル24の底?にあるわけです。これから数年間はこのような状況が続くものと思われます。HF帯コンデションの悪さはDX交信を中心にアマチュア無線を楽しんでいる方にはなんとも切ない話なのです。ところがそれならばとばかりかどうかはわかりませんがここ数年の間に”JT65,JT9,さらにはこれらの送信時間を4分のTにまで時間短縮した”FT8”モードまでが出てきて世界中で使われています。これらは、非常に微弱な電波を使い通信を行うアマチュア無線用のプログラムです。パソコンを使い信号を見るのですから、今までの耳で聞くという姿は大きく様変わりしてしまいました。他人はこれをモガモガのSSBが世の中に出てきた以上のびっくりだと称する方もおられるくらいです。
このような状況の中、南極昭和基地より8J60JAREというコールの記念局が運用されています。コンデション最低期に微弱信号でDX通信を楽しめるこのモードを積極的に運用をしております。このデジタル文字通信には通信文(レポートの送り方など)の構成等に取り決めがあります。1回の通信文字数は13文字までとか・・・そこで南極の特別局は双方(CQ側とCALL側)ともフリーテキストによる手法で通信をされています。
長岡開府400年記念局も南極観測60周年特別局のコールサイン8文字より1文字だけ少ない7文字です。同様にソフトウエア側からは複合コールサインの扱いとなります。使うソフトウェアは異なっても手順は南極昭和基地特別局の手法で交信をおこなうこととします。
具体的には、8N0400NでのJT65・JT9での通信を以下のように行いたいと思います。(FT8は、相手コールのタイピングが間に合わないとおもわれますので無理と考えております。)
1例として JA0DET とのQSO (ソフトウェアはWSJT−X 1.8.0)
8N0400N> CQ 8N0400N CQ
JA0DET> 8N0400 JA0DET 呼び出し
8N0400N JA0DET で送信すると JA0DETのTが見えない
8N0400N> JA0DET -11 レポート −11送信
JA0DET> 8N0400N R-10 レポート -11了解 8N0400Nのレポートは −10送信
8N0400N> JA0DET RR レポート -10
了解
JA0DET> 8N0400N 73 確認OK
8N0400N> JA0DET 73 確認OK
以上よろしくお願いいたします。しょっちゅうバタバタしていると思いますが重ねてよろしくお願いいたします。 以上 JA0DET