学習院院長の挨拶

来賓挨拶  学習院 院長  島津 久厚様

院長の島津でございます。GRG創立60周年ということで、60年前ということは、つまり昭和14年頃かなと思います。私も学習院の卒業でありますが、昭和14年に高等科を卒業したわけであります。その頃このグループが出来たのかなと、一種の因縁を覚えるわけであります。学習院は色々な文科系、体育会系の活動がございます。そんな学習院時代の活動がその方の職業なり、卒業後の生き方に大きな影響を及ぼしているというのは、GRGというのはその最たるものではないかと思いまして、ただいま会長のほうから例をあげて紹介されました方々もまたそのほかの方々もその方面で名を挙げておられる方が相当におられるようにうかがっております。その点は大変に敬意を表したいと思います。俗に日本では少年の理科離れが言われます。これは日本の将来を考えると大変な問題であると思いますが、GRGの方々が科学を学ぶ心という言葉が、よく言われたことがありましたが、本当に科学をする心が大事だというその実例を示していただいていると思います。これからの少年諸君も大いに見習って進まなくてはならないんだろうなと思ったしだいです。皆様方のお元気なご活躍の様子をうけたまわりまして、大変にうれしく思います。 60周年おめでとうございました。