D-STARレポート
名古屋第二赤十字病院アマチュア無線クラブ 代表JR2TDE佐藤公治
期間 2004年5月から10月の半年間
- 管理団体として
- 東海地方に実験レピータを設置する際から携わって、ミラーテスト等も行った。
- 設置場所はFMよりかなり慎重に選ぶ必要あり、どんどん新しい建物が建ち見通し困難になる。
- 隣のアシスト局との位置関係は、ミラーテストを何回も行った。
- FMレピータのように上げっぱなしとは行かない。
- 今のところリセットは結構多い、ソフトが未熟、発展段階か、リモートリセットも考慮。
- 夏、熱暴走か。
- 今のところID-1しかないのでテストもしにくい、隣のアシスト局との通りの調整、
リグがなくても直接マイクやパソコンをレピータ本体に継げるとテストしやすい。
- 維持費用は従来のFMレピータと同様、直接ネットに継がねば電気代のみ。
- パラボラの風圧に関する影響、雨、などで10GHz通りにくくなることも。
- 1200FMレピータからの抑圧あり、特にDD。
- 隣のアシスト局との距離は5-10km以内が好ましそう、となるとカバーエリアがかなり重なる、よほど近くに設置してリンクしていかないと快適に使えないか、郡部ではインターネット接続の単独レピータとなるだろう。
- FMレピータのように自作できないので本体の値段しだいでは普及が難しいか。
- ユーザーとして
- デジタルだからFMよりもう少し復調できる範囲が広いかと思ったが実際は使える範囲はFMより少なかった。よってFMが届くからと実験に参加したメンバーでとどかなかったひとがいた。
- DVのインターネット経由は,、WIRESの方が手軽。
- レピータから30km離れた固定(八木12el*2)からの運用とモービル運用。
- DVの音は必ずしもFMより聞きやすいとは言えない。昔SSBに慣れたように慣れるか、帯域を狭くすることより、もう少し広くても遠くへ飛ぶようにしてほしい。
- モービルでは、ID-1使いにくい、半固定で設定必要。
- DVの復調、電波が弱くなるとコマ落ち、宇宙人の声。
- 設定はコンピュータからがよく、リモートのダイアルでは不便。
- レピータカバーエリアはFMの80%、DDでは50%の感じ。
- 固定から八木でアクセスならある程度の範囲で使えるか、30kmぐらいまでなんとか。
- DDはとても不安定でレピータ直下5km以内ぐらいしか使えない印象。
- インターネットはつながる程度で、とても自在に閲覧とはいかない、このブロードバンド社会に、また携帯でインターネットが出来るご時勢、でどのように活かそうか思案中、いまさらパケット通信のようにBBSとも。
- VoIPはダメか、WIRES、EchoLinkは立ち上げられなかった。
- 固定IPは、できればグローバルだとホームページとか活用できそう。
- Windows98では設定後リセット必要で、またLANが一つしか接続できず、既存のネットと継ぎかえる、設定しなおすのに難渋、結局D-STAR専用ノートパソコンを用意。
- 取扱説明書は、本体リモートとソフトが対応して書いてありわかりににくい、ゾーン外との交信、DDモードの設定は理解しにくい。
- ロールコールに参加した。パイルアップといっても相手の周波数のワッチが出来るわけではなく臨場感が出ない。
- 今生きている、つながっているレピータの確認が出来ると良い。
- インターネット経由につながる局でのワッチが出来ると良い。
- メモリーにあらゆるつながる可能性のレピータを設定すると便利。
- まとめ
- アマチュアの新しいモードとして発展するのには時間がかかりそう、DVは1200でなくHFで使うか。
- 非常通信には使えそう、遅くても確実さがあれば、レピータが非常電源につながっていないといけないが。
- まだまだ発展中で、どう使うか、ハムらしい使い方を模索したい。