全国縦断ユニセフキャラバン

’87.Jan.3 〜 ’87.Oct.31
日本ユニセフハムクラブ創立5周年記念事業

《 事業の概要 》
 ユニセフハムクラブ設立5周年を記念し、自動車に設備したアマチュア無線局により日本全国を移動し、電波を通して全国のアマチュア無線家にUNICEF(国連児童基金)への協力を呼びかける。

《 目    的 》
1. 広く全国のアマチュア無線家にユニセフハムクラブの活動について理解と協力を呼びかけ、UNICEF活動の主旨の周知徹底を図る。
2. 会員間の交流を深め相互の連携を図る。
3. 全国のJCC・JCGファンにサービスし、アマチュア無線の活性化に協力する。
4. 会員の移動運用に関する技術の向上を図る。

主 催日本ユニセフハムクラブ
後 援日本ユニセフ協会・日本アマチュア無線連盟北海道地方本部
協 賛株式会社ケンウッド・北辰産業株式会社・モービルハム
期 間1987年1月3日 〜 1987年10月31日

《 移動予定 》
1月6エリア(九州地方)6月9エリア(北陸地方)
2月5エリア(四国地方)7月0エリア(信越地方)
3月4エリア(中国地方)8月7エリア(東北地方)
4月3エリア(関西地方)9月1エリア(関東地方)
5月2エリア(東海地方)10月8エリア(北海道地方)

ユニセフキャラバンの出発

会長 JA8ATG 原 恒夫

 5周年事業を練る
 私たち日本人だけの習慣なのでしょうか。何周年記念と称して、大きな事業を展開します。ユニセフハムクラブも会を結成して5年を迎えました。この機会に日常活動での落ち込み、その反対の本会の特色を生かせるような事業はないかと・・・・理事の皆さんと、意見交流が続きました。

 結論として

   1.会員間の交流を図ることが出来ること

   2.草の根運動として多くのハムにユニセフの広報が出来ること

 を上げました。1.については、全国組織のためにメンバーが点在し、会員間の交流協力体制が出来ていない。2.については、DXペディションについてはDXを楽しんでいる方には相当知られるようになってきていますが、日本のハムの大多数を占めるV・UHF愛好者にはほとんど知られていないのが現状です。

 これらをふまえて出来上がったのが「ユニセフキャラバン」の企画でした。

 それにしても、全国を1年もかけて運用するには車、リグ、アンテナを初めとする機材、オペレーター、諸経費、いったいどうなるのでしょう。

1986年10月○日
 モービルでの全国キャラバン・・・・・もうスポンサーは、こちらにお願いするしかありません。そうです。モービルハムの愛好者を中心としている月刊誌「モービルハム」の編集部を訪問したのは、10月の末になっていました。

 すでに、ユニセフDXペディションのレポートの掲載等でお世話になっているJA1FUY川合編集長さんに面会し、この事業のスポンサーを依頼いたしました。

 ありがたいことに、全面的に応援いただけることになりました。もし、モービルハム誌より断られた場合、他にお願いするところのあてが全く無かったのです。

 川合編集長さんは、お願いしたQSLカードの提供、リグメーカーとの交渉はじめ全面的に協力を約束いただいた上にモービルハム誌の1ページを毎号提供し、ユニセフキャラバンの運用状況をレポートして下さるとの申し出です。

 「そうすれば、原稿料として経費の応援もできるのでしょうから・・・」

 暖かい川合編集長さんの言葉に感謝してしまいました。

 この頃は、日本の工業界は、ドル安円高で苦しい経営状態で、一クラブからの申し出にリグの提供は考えられない時期でした。モービルハム誌からのプッシュアップがなかったらFBなリグも載せることが出来なかったでしょう。

 多くの方の協力で10ヶ月間の運用

 格安のライトバンをさがしてくれたJE8EUU高田さん。鹿児島まで陸送してくれたJH8BKL河瀬さん。各エリアの世話をして下さいました実行委員の皆さん、オペレートして下さいました皆さんのお力で、無事10ヶ月間の運用を終わることが出来ました。

 モービルハム誌編集部のJN1XYD坂部さん(旧姓石井)には、毎号のレポートの編集を担当いただきました。なにせ私をはじめ、原稿書きの苦手な方が多く、約束の日までに原稿が届かず、ハラハラのさせっぱなしでした。

 このように多くの方々の協力で、これまでに例のないリレー方式で全国移動を成功させることが出来たのです。

 ここに関係された皆様に心より感謝申し上げます。

全国縦断ユニセフキャラバン

【モービルハム】掲載版


 JAPAN UNICEF HAM CLUB (JA8ATG会長)は、クラブ設立5周年を記念した 全国縦断ユニセフキャラバン を行っている。国際連合児童基金(ユニセフ)の中の団体として使用済みの切手を回収して、発展途上国の子供達に医療品を送っていることはご存じの方も多いはず。そのユニセフハムクラブが今年で創立5周年を迎え、今年1月から10月まで、全国をキャラバンカーで駆けめぐり、各地で移動運用を続けてきた。

 9月27日は、1エリアのメンバーが千葉県富津市のマザー牧場から 7,50,144,430,1200MHzでオンエアして545局と交信、トータルで2万局とQSOしているので、JH8YDYのコールサインもお馴染みになった感がある。そのためか、7MHzで声を出すと 3度目です といわれることもたびたび また、前述の切手回収活動を知っている局から どこに送ればよいのか? と問い合わせを受けるなど、当初の目的である広報活動は成功したと言える。

 1月は、6エリアで2130局と交信。以下5エリア760局。4エリア1000局。3エリア5000局。2エリア3624局。9エリア4080局。0エリア538局。7エリア510局と続き、マザー牧場での運用を最後に、次の8エリアグループに引き継いだ1エリアは、2172局とQSOした。本誌では、3月号の紙面から連続して、この移動運用の模様を報道してきた。

 9つのエリアを走り抜けてきたキャラバンカーの走行距離計は81,099Kmを示し、少し薄汚れて見える。内部は、角材で作った棚が上手くしつらえてあり、7MHzのダイポールアンテナや21MHzのHB9CV.50MHzのHB9CV(北辰産業製)が整然と並べられて、直ぐに移動運用が行えるように収納されている。トランシーバーは、ケンウッドのTS−430V,TS−440S,TS−660,TR−751,TW−4000,TR−50を使用 特に十分な高さが取れない7MHzの運用では、オートアンテナチューナー内蔵のTS−440Sが活躍した。

 キャラバンカーの果たした役割は移動運用の機材運搬だけではなかった。それまで顔を合わすことの無かったメンバー同士の交流が、この縦断キャラバンを通じて横のつながりを持つことが出来たことは大きい。残すところ8エリアの運用をもって、このユニセフキャラバンは一応の終止符を打つが、移動運用に参加した局、JH8YDYと交信した局それぞれに心に残る思い出を作ってくれた。

全国縦断ユニセフキャラバン モービルハム’87年3月号
JE6QUJ
 ●鹿児島県
 1月3日にスタートした運用は、「JH8のプリフィツクスなのに、なぜ6エリアから運用しているの?」と質問が多く、キャラバンの趣旨を説明しながらの運用であった。5市2郡から、303局にサービス・・・・・[続き読む]

全国縦断ユニセフキャラバン モービルハム’87年4月号
JA5JSX
 6エリアの移動運用を終わっていよいよJH8YDYのライトバンが四国に渡ってきます。予定の2月8日、JE6QUJ今村さんが同乗して13時30分のフェリーで愛媛の八幡浜港に到着と連絡を受けた私と・・・・・[続き読む]

全国縦断ユニセフキャラバン モービルハム’87年5月号
JR4QZH・JE4COM
 2月28日深夜から、3月1日にかけて、5エリアから4エリアへと、車の引継がおこなわれ、JR4QZHを中心に運用された。4エリアはメンバーが少なく(岡山、島根県には、メンバーが居ない)、その上・・・・・[続き読む]

全国縦断ユニセフキャラバン モービルハム’87年6月号
JA3JN・JI3HAP
 4エリアから、3エリアとバトンタッチされ、JA3UB,JF3GRI,JE3UNT,JI3HAPらがJR4QZHの4エリアでの苦労話などを参考に、移動の計画を立てたためか、5月2日に2エリアへ・・・・・[続き読む]

全国縦断ユニセフキャラバン モービルハム’87年7月号
JF2GLS
 自宅の電話が鳴り、JA3JN小梶OMからのキャラバンカー引き渡しの連絡があった。一瞬、とうとうきたと緊張する。彦根での受け渡しであったが現地での取材やJA3YRL(古城博記念局)の方々に大歓迎され・・・・・[続き読む]

全国縦断ユニセフキャラバン モービルハム’87年8月号
JA9GXY・JA9GXU
 5月31日、JF2GLSからJA9KHUへライトバンがバトンタッチされました。9エリアは、メンバーも少なく会員の所属している地域クラブへ協力を要請いたしましたが、どれだけサービスできるか不安でした。・・・・・[続き読む]

全国縦断ユニセフキャラバン モービルハム’87年9月号
JA0CDV・JH0WYT
 7月は、0エリアからの運用で538局と交信できました。中でも、7月3日〜5日には私JH0WYTが、伊那市高烏谷山、上伊那郡長谷村鹿麗高原移動運用して、436局と交信しました。平日の運用にも・・・・・[続き読む]

全国縦断ユニセフキャラバン モービルハム’87年10月号
JH7NTW
 8月2日、7エリアでの初めての運用は、二本松市霞ヶ城公園からJA7BOB,JA7WFJ,JH7DXZにより行われました。公園の中で、わいわいオペレートしているのを不思議そうに見学していく人もいました。・・・・・[続き読む]

全国縦断ユニセフキャラバン モービルハム’87年11月号
JM1BDB
 ハムフェア開催中に、7エリアのメンバーから、ユニセフハムクラブの黄色いワゴン車の引き渡しを受け、1エリアの移動運用の順番がやってきました。メンバー数こそ多いものの、各地に散らばっているため・・・・・[続き読む]

全国縦断ユニセフキャラバン モービルハム’87年12月号
JH8BKL
 JA8EHP夫妻が苫小牧港でJH1DLJからライトバンを引き継ぎ、いよいよ北海道でのキャラバンのスタートです。中央部のJR8RRX、道東JE8SNB、道南JA8IOTと地域毎に責任者を決め・・・・・[続き読む]

ユニセフキャラバンレポート

運用奮闘記

 鹿児島に向けて
 JH8BKL

11月○×日
 JA8ATG原会長より電話、「BKL?ちょっとお願いがあるんだけど・・・・・」「・・・・・・・」 お願いという言葉に悪い予感、会長からのお願いというのは「あぶない」お願いばかりなのです。「例のJH8YDYのユニセフキャラバンの車を鹿児島まで持っていってほしいんだ」 「えっ!鹿児島までですか」・・・・・[続き読む]

 キャラバン第一声
 JE6QUJ

 1月3日、佐多岬からの第一声で始まったユニセフキャラバンは、順調にスタートしました。第一声という事もあり、交信に際しては、今回のキャラバンの趣旨を説明しながら運用しました。特にコールサインがJH8YDYと8エリアのプリフィックス6エリアから運用しているため、相手局から質問する方が多くいました。さて6エリア・・・・・[続き読む]

 福岡の運用レポート
 JG6NHB

 1月22日午前9時すぎ、九州縦貫道福岡インターで、キャラバン車を受け取りました。車は、佐賀のJR6PPH太田氏が運転されてこられました。ご苦労様でした。太田氏と挨拶を交わした後、簡単な引き継ぎを受けました。そして早速、車をクラブ員が待機している粕屋郡古賀町に移動させました。22時20分「こちらは、JH8YDY・・・・・[続き読む]

 湖国でのユニセフキャラバン
 JA3JN

 仕事が忙しくて、ON AIRしている間がありませんでした。ですから移動車とも、一度も交信して居ませんでした。4月25日夜、JA3UB三好副会長より、電話連絡があり、滋賀県へ中継したいとのこと。相方の都合が合わず、翌日の26日の深夜に引き継ぐことになりました。休日診療業務終了後、夜9時30分私鉄から・・・・・[続き読む]

 3エリア移動運用レポート
 JI3HAP

 3月中旬、JA3UB三好副会長宅にメンバーが集まり、4月のユニセフキャラバンの運用について話し合いました。主に以下の3カ所から運用し、トータル4,000局を越えるQSOが行えました。この数字のお陰で、当初の目的は十分遂行出来たのではないかと思います。無論各バンドでお呼びいただいたすべての局に感謝す・・・・・・[続き読む]

 2エリアユニセフキャラバン奮闘記
 JF2GLS

 いよいよ2エリアへ 電話のベルが鳴りました。JA3JN小梶OMからキャラバンカーの引き渡しの連絡です。一瞬、とうとう来たかと緊張する。彦根での受け渡しですが、現地での取材、JA3YRL(古城博の記念運用)の各局に大歓迎され、事の大きさに押しつぶされそうになりました。彦根で若干の運用をした後、2エリア・・・・・[続き読む]

 JH8YDY/2運用余談
 JI2IYZ

 1987年5月2日、小島理事に同行して滋賀県彦根市にて開催中の世界古城博会場で、3エリアのJA3JN小梶理事よりキャラバンカーを引き継ぎました。広報効果を高めるための運用地選定や、どれだけの会員の協力を得られるか等々、小島理事には、頭の痛いところです。こんな途方もない計画を立て実施することにした会長を・・・・・[続き読む]

 9エリアレポート
 JA9GXY

 9エリアの運用をレポートします。5月31日 正午、2エリア小島OMより、福井県敦賀市で、JA9KHU塚本OMへとバトンタッチされました。 5月31日〜6月7日、塚本OMを中心に協力クラブのローカルペディションクラブによって運用いただきました。運用は、敦賀市、三方郡美浜町、足羽ね郡美山町と計1,100局・・・・・[続き読む]

 小さな広報活動
 JA0GZ

 JH8YDYのキャラバン車は、長野より7月18日(土)に当局の新潟県小千谷市に引き継がれ、翌19日(日)に県北部中条町へ引き渡すことになっておりました。僅かな時間でしたので、145MHz帯FMで、ローカル局42局と交信したのみとなりました。18日(土)は帰宅が23時近くになる予定でしたので、引き継ぎは・・・・・[続き読む]

 富士山5合目でのパイルアップと日没
 JM1BDB

 ユニセフキャラバンカーで、山梨県内を数カ所JCCとJCGサービスをしました。その中でJH1FVEたかのOMと一緒にサービスを行った運用が特に印象に残りました。9月下旬のある日曜日、午後より我々のキャラバンカーは、富士山五合目に向かって急な坂を本当に頑張って上っていくのでした。今回の全国キャラバンの・・・・・[続き読む]

 8エリア道央運用記
 JR8RRX

 10月の第一週が道央の担当に決まってから札幌近郊のメンバー数人に集まっていただいて運用計画を立てました。10日間の運用なので日程調整に苦労しました。9月下旬、キャラバン車はフェリーに乗って苫小牧港へ着きました。港へは、JA8EHP奥さんが引き取りに行って下さいました。北海道の第一声はJR8SRR佐藤OM・・・・・[続き読む]

 移動運用は最高
 JE8URD

 9月下旬のある日、職場のOM、JR8PQI中野氏から、ユニセフキャラバンのオペレーターの依頼がありました。人の頼みは断りきれない当局の性格を見越しての依頼だったのでしょう。(HI) 開局してまだ1年も過ぎていないYM局の私ですから、間違いだらけのオペレーションで、栄えあるJH8YDYのオペレーターが・・・・・[続き読む]

 JH8YDYを運用して
 JA8RHU

 1987年1月から始まったJH8YDYの全国キャラバンも最終地北海道に到着しました。1年近くも待った運用です。JH8BKLからキャラバンの出発前から言われていて、心待ちにしていたのでした。JH8BKLと二人でキャラバン車の引き継ぎのために三笠市の達布山に向かいました。三笠市に近付くに連れて、・・・・・[続き読む]New

 道東での運用
 JE8SNB

 10月18日〜22日 10月も中旬を過ぎると、道東はすっかり寒くなります。しかし、天候に恵まれ、星空の下で別海町、中標津町を移動運用いたしました。最初は慣れていないため、言葉が出なかったり、間違えたりしましたが、沢山の局と交信できました。微力でしたが、ユニセフのPRが出来たと思います。また、・・・・・・[続き読む]New

 キャラバンアンカーレポート
 JA8IOT

 10月24日、キャラバン車を引き継ぎました。昨年12月出発時は、こんなポンコツ車(?)で無事戻ってくるだろうか・・・・と心配していたJH8YDYのライトバンとの再会に感激したのは、私だけではなかったでしょう。車の中には、出発時になかった様々の物が積み込まれています。JE3UNT山本氏製作の組立テーブル・・・・・[続き読む]New

【 エリア実行委員長 】
1エリアJK1KHT6エリアJE6QUT
2エリアJF2GLS7エリアJH7NTW
3エリアJH3GAH8エリアJH8BKL
4エリアJR4QZH9エリアJA9GXY
5エリアJA5JSX0エリアJA0CDV



ホームへ戻る