平成15年度総会を終えて



平成15年度KCWA総会は、5月18日文化パルク城陽で、
出席会員13名、委任状提出20名で開催されました。
提出議案はすべて可決承認されましたことを先ずご報告いたします。
なお人事については役員任期については2年間と規定されているため
今年度の役員の変更はありません。

 さて、最近の経済不況と同調するかのように、アマチュア無線界も
衰退の一途をたどりつつあり、JARL会員数が9万人割れ寸前の現象に
象徴されるように、当面活発な賑わいを回復する兆しさえ見出すことが
出来ないことは残念なことです。
もちろんJARLとしても不振回復に様々な方策を模索していますが
特効薬はなさそうです。

 この悪環境下ではありますが、我がKCWAが14年度の行事をほぼ
前年度並みの成果をあげることができたことは、会員皆様の献身的な
協力の結果と感謝しています。厳しいJARL財政にもかかわらず、
16年度のJARLからの交付金が僅かながらも増額されたことは、
KCWAの活動が高く評価されたと自負しています。

 6月9日から1ヶ月間にわたり世界無線会議(WRC-03)が
開催されます。ここではでは長年先延ばしになっていたCWの
技能試験の廃止と、ハムの念願であった7MHzのバンド幅の拡大、
アマチュア無線の将来像など重要な議題が討議されます。国際条約から
CW技能試験の削除が採択されますと、大多数のハム間にCWの存在に
  ネガティブな考え方が支配的となり、ひいてはCW専用バンド幅の
縮小につながらないとも限りません。せっかくバンド幅が拡大されても、
CW愛好者にとっては何のメリットもないだけでなく、アマチュア無線の
本質さえ否定される問題との考えが私の杞憂に終われば幸いですがどうも
悪い予感がしてなりません。

 CWのアクティブティを上げてより多くの人にCWの優れた点を理解して
もらうため一層努力しようではありませんか。

    平成15年6月

    de JF3AEM



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