2004年12月 第103号
☆☆ 災害にJP0YDLレピータ局を増設
JH0HZF 大関 幸雄
 この度の地震災害による非常事態に対応するため、我が見附アマチュア無線クラブでも活動の動きがありました。緊急のことであり断片的でありますが、役員からの報告をご紹介します。

10月25日 管理団体構成員会議を開催(レピータ管理団体JR0HIF太田代表・同JA0DRO三本役員)

 以前より計画していた430MHz帯レピータを増設する件を協議しました。これは、現在稼動中の1200MHzレピータと同一場所に設置し、自作機とデュプレクサー購入で充てる計画でした。
 一方、アイコムのアマチュア無線普及活動ボランティア制度を知り、その一環として新型430MHz帯レピータを借り上げできるか協議中でした。また、未使用周波数や伝播範囲等の調査を行い、JARLへJP0YDLレピータ局の増設申請もしておりました。

10月26日朝 見附市より災害対策無線連絡網の設置要請あり

 見附市災害対策本部長(久住見附市長)から、見附アマチュア無線クラブ及び見附レピータ管理団体に対して、災害対策無線連絡網の設置(場所:見附市役所4階災害対策本部)要請がありました。
 これに対し、中田信越本部長へ次の事項についてお願いしました。
   レピータ局の増設許可について総務省へ要望すること。
   及び、当管理団体に機器を貸与されるようアイコムへ要請すること。
 13時には、電話により増設許可の連絡をいただきました。

10月27日 見附市災害対策本部へJH0YXLで移動運用を開始 (まだレピータ運用ではない)

 JH0HZF大関会長より、クラブ員へ次の情報がありましたら通報する旨要請しました。
    1.人身被害(けが等)
    2.家屋の倒壊
    3.崖崩れや道路の陥没等
    4.停電の長期化
 オペレータはしばらくの間、災害対策本部の2名のハムが担当。
 また、災害対策本部からの無線連絡の内容は、近くの嘱託員(可能な限り多くの区長)へ伝えるよう指示がありました。

10月28日17時 貸与された機器でJP0YDLの運用を開始、周波数は439.90MHz

 下記の関連各位にご尽力をいただきました。御礼申し上げます。
   アイコム株式会社
   総務省総合通信基盤局長、信越総合通信局
   JARL本部、JARL信越地方本部、JARL新潟県支部、JARL技術研究所
   見附市市議会
 さて各地の状況ですが、JARL新潟県支部では小千谷市、川口町へ先遣隊を派遣し、調査・聞き取りして検討の結果、とりあえず非常通信網確保の件は待機となったそうです。(新潟県支部ホームページ)
 他の中越地震被災地区においても同様と思われます。
 見附地区はレピータを増設して非常通信体制を整えることができました。まだ地震の終結宣言はありませんが、実際にこの通信が行われる事態にならなかったのは、むしろ好運だったと云えるでしょう。
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