TARC NEWS 200号 2011年11月25日発行  http://www.jarl.com/tarc/
TARCNEWS
TDKアマチュア無線倶楽部
JM1ZOR発行責任者JM1EMK
JARL登録番号 10−3−49


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クラブ活動

地域クラブへの参加はいかが?

長野 JA0DVE 平野 正紀


 昨年の春に社友会に無線倶楽部が発足して,OB会員の人たちも気楽に倶楽部の行事に参加ができる環境が整ってきています。現役時代,多忙な生活なことから無線倶楽部の活動になかなか参加が出来ずにいた方々も多かろうと思います。

 倶楽部も開設から20年が経過して設備もかなり充実した機器を保有し,最近は国内のメジャーコンテストでも職域(企業など)対抗ではかなり上位に常にランクインしています。ただし本来の設立の目的は,現名誉会長の上遠野さんが,企業の卒業後は周囲の世界と疎遠になることになりなにか共通の趣味で楽しみを持とうということで発足をしました。

 当然ながら趣味や地域への参加などで卒業後はそれぞれの活動で悠々自適にすごされている方々もあります。いまさら無線などと思う方も無線局を開設した当時は,自作したりメーカー製無線機を使い自分のコールサインで交信を楽しんでいたのではないでしょうか。
OB会員のコールサインを拝見すると,今あるわけのわからないうたい文句で安易な無線を勧誘する時代では無く何かのきっかけで自分の力で電波作って遠方に飛ばしたいとの気持ちからこの遊びを始めたと思います。

 日本中の高校に,必ずといっていいほど無線クラブがあり皆さんも活動にそれぞれ参加されていたかもしれません。進学から就社と途中の環境の変化の中で価値観が換わり無線活動をやめた方もしっかりと自分のコールサインだけは覚えており,倶楽部の発足の当時に参加の意思表示をしてくれたことで昔の気持ちは忘れていないことがよくわかりました。とはいっても会員のみなさんは日本だけでなく世界中にちらばっているわけでなかなか顔合わせをする機会がありません。

 最近,大阪の井上さん(JA3MXP)が地元「 藤井寺ハムクラブ」の移動運用を紹介していますが,他にも氏家さん(JH3AAP)が「大阪狭山クラブ」で記念局運用を紹介したのは記憶に新しいところです。
こういった地域クラブへの参画でそれぞれ楽しんでいることはまだまだアマチュア無線も捨てがたい遊びになるのではないでしょうか。無線だけでなく自分のそれまでの人生環境で異なる価値観をもった人たちとの懇親をする中で新しい発見もあろうかと思います。

 一例としてこちらの長野県で安曇野市を中心に活動している某クラブがあります。
独自にクラブのアワードを発行するほか移動運用でもアクティビティが高く,ローカルコンテストにも積極的に参加しているクラブであり,この事務局を担当している方はクラブのホームページのほか,自分の B-logも開設して過去の人生だけでなくいまの生活のなかから無線にこだわらず地域と日常の情報を発信しています。人生観から来るものと思いますが内容にひかれるものがあり地元での無線クラブの付き合いなど楽しさも良く表しています。

 こういった地域のクラブに参加して,無線だけにとらわれずにお持ちのコールサインを生涯持ち続けらどうでしょうか。





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