TARC NEWS 273号 2014年10月30日発行10月31日記事追加 http://www.jarl.com/tarc/
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TDKアマチュア無線倶楽部
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気になっていたアンテナ
気になっていたアンテナ
錆び錆びのマスト
錆び錆びのマスト

本局のアンテナメンテナンス

千葉 JA1STY 鈴木 清


 JM1ZOR柳橋倶楽部本局のアンテナは設置から約20年が経過し、台風などで向きが変わるなど近所を通るたびに気になっていたのですが、松井部長から連絡がありメンテナンスを実施することにしました。

 屋上に上がってあらためて確認して見ると、マストが錆び錆びでアンテナを固定しているUボルトも緩んで向きが変わっていました。やはり、換え時です。



撤去後の屋上から両国橋を望む
撤去後の屋上から両国橋を望む
片づけ始末はお手のもの
片づけ始末はお手のもの
 マストを固定しているUボルト類はロケットで購入した、アマチュア無線専用のステンレス製でこちらは新品同様の輝きです。アンテナも少し手を加えればまだまだ十分使えそうです。

結局マストが錆びているのと、向きが回転してしてしまったために、バランの配線が切れてしまった2点が問題点でした。

 今回はひとまず4種のアンテナのうち2種を撤去しました。代替のアンテナ設置はどのようなものにするかを含め検討中です。





【続報】撤収アンテナの整備調整

東京 JA1KHV 松井 淳


 撤収したアンテナは、(1)トライバンダ―(7/21/28MHz、全長約12m/4分 割)と、(2)ATU(AH-4)の2点であった。

整備したAH4
整備したAH4
磨き上げ完了
磨き上げ完了
(1)トライバンダ―は、短縮コイ ル、ビームとバルントランスで構成されており、各部に大きなダメージは観られないことから、各部の垢落しを行ってから表面 を鉱物油(5-56)で再コーティングして仕上げ、近いうちに再チューニングを行う予定。

(2)ATU(AH- 4)の方は、本体を開けて外部からの雨塵の侵入具合、各シール材/防水弁の点検を行った結果、何も外部からの侵入の形跡も無 く、ATU内での同軸線及び、コントロール線の劣化も無かったので、シール材を掃除してシリコーン油膜を新たに付け、丁寧に蓋を嵌合して 元に戻し、ブチレンテープなどで線材出入り口を補強した。

 外部に出ている同軸線(5D-2V/12.2m長)とコントロール線(4芯 /10.2m長)の外被膜材には多少の劣化が観られるものの、各電気的特 性に影響を及ぼす状態には無かったので取り敢えず、そのまま利用する事とした。

各リグ側各コネクターにも防水処理がなされたことでから、10cm程度剥い て内部への水分等の侵入が有るかと確認したが、それらも認められなかった。こちらも近いうちに動作試験を実施する予定。



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