TARC NEWS 308号 2016年6月23日発行 http://www.jarl.com/tarc/
TARCNEWS
TDKアマチュア無線倶楽部
JM1ZOR発行責任者JM1EMK
JARL登録番号 10−3−49


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Contest
7エレトライバンダ―とタワー
7エレトライバンダ―とタワー

2016年AADX-CW参戦記

長野 JAφDVE/JA1CWY 平野正紀



 先週末,6月18日(土)(9:00JST)〜21日(月)(9:00JST)に開催されたAADX-CWに参戦しました。

 昨年はこのコンテストに参加はできませんでしたので,2年ぶりとなります。 一昨年の2013年は,サイクル24の影響もあってかなり HI-Band で稼ぐことができました。提出は 21MHzの Mono-Band Low-Power( 15L )ですが,国内で5位に入賞しています。なお,参加した時間は16時間程度です。今回もその時間はほとんど変わりませんでした。

<リグとアンテナ>

<リグとアンテナ>
Bandリグアンテナ地上高
HF- Low BandICOM IC-756M 50W逆Vアンテナ23MH 両端12MH
1.9MHz スローパー23MH
HF- HIGH BandICOM IC-7000M 50WNAGARA−TA371(7Element TRIBANDER )24MH
RADIX 50MHz 5Element YAGI27MH
U-VHF BandタワーのステージにあるフレームにGP10MH
D-STARICOM IC-880D 50W


 すべて愛知のクランクアップタワーに上がっています。(室内からリモコンで上下可能)オプションで風力センサーを付け,8〜10m/sの風が吹くと自動で降下するようにしてあります。

< 電鍵とロガー >

 ZLOGを使う人が多いのでしょうが,私は機能に不満があり CTESTWIN を愛用しています。 IF として USBIF4CW Ver3を使い自動送信です。ランニング中は左手でキーボード入力し,右手はパドルに手を添えて,必要に応じて打つやり方をとっています。筆記は全くありません。ロガーにメモ項目があるので,疑わしい交信はマークをします。

 またパソコンロガーにも今までの国外コンテスト結果から2500局程度の MD-File を自作してマルチチェックも楽にしました。ディスプレーを2台並べて,サブの画面には HAMLOG と QRZ.COM を表示し,呼ばれる頻度が低い時には自動送信中今までの交信記録との整合をチェックしています。

 送信のスピードは,私は国内で 30WPM,国外ですと 32WPM に送信速度を合わせています。 相手である欧州人は頭の中がアルファベットですから,30WPM を下回ることは稀です また国内ですとほとんど人が,きちんと( DE ーこちらは )を最初に送ってくるので間がもちますが,国外ではまずありません。。40WPM?? に近い速度のコンテストクラブ連中も呼んでくるので,最初の1文字目の取りこぼしがないようにこちらからのCQ送信後は気を使いますネ。

< 結果 >

 2日間で,16時間程度シャックにいて,交信時間は12時間くらい位でしょうか。 2013年と今年との交信実績のグラフを見てください。

2013年の交信実績
2013年の交信実績
2016年の交信実績
2016年の交信実績


JARL-NEWsに掲載される伝搬予測をもとに,運用するBand とアンテナの向きを考えて同じように運用した結果です。いかにコンディションが不良か解かるかとおもいます。

前回は 60局/時間での交信ですが,今年は 10局/時間程度しか交信できていません。 無駄なCQの連呼が延々と続き,結果交信数は半分にも満たず今までの参加で最悪の点数でした。

交信数ー212局 ,点数ー457点 ,マルチ数ー71ヶ ,SCORE=32,447

JA0DVEのQSLカード
JA0DVEのQSLカード
< 感想 他 >

 交信エリアは,一応 WAC /One-Day / One-Band で6大陸全部出来ています。ただし珍しいところはありません。 BAND−New でようやく, V5/NAMIBIA , A9/Bahrain ,3X/Tunizia といったところです。
職域対抗得点にあまり貢献でき無いことが悔やまれますネ。

 話は逸れますが,コンテストの話題として,フィールドデーに昨年から新しい種目( オールバンドモーニング :日曜日6:00-12:00の6時間運用 )ができています。 時間が楽でお手軽参加したらいきなり入賞していました。これに関係して,今月の初旬CQ編集部から記事を書くのでアンケートに協力を頼まれ回答しています。来月の8月号に載るとのことであり楽しみであり,皆さんもお手軽運用で参加しませんか。その用紙も公開しておきます。

アンケート用紙
                     



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