TARC NEWS 327号 2016年12月29日 http://www.jarl.com/tarc/
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TDKアマチュア無線倶楽部
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JARL登録番号 10−3−49


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IC-7610試作品の展示
IC-7610試作品の展示




iCOMプレ説明会


東京 JA1KHV 松井 淳


スカイツリーが見える展示室
スカイツリーが見える展示室
 12/23(金)、アイコム東京営業所で行われた「アイコム説明会」に顔を出してみた。当日は6Fではアイコム製品の展示のほか、第一電子工業(Diamond)の製品展示が行われ、澤田JARL東京都支部長も来られていた。

 8Fで開発途上のIC-7610開発状況説明会(小一時間)が開かれた。最終製品には仕上がっていないが、そこそこの性能が出せたので試作品発表となった。(本説明会の内容は撮影禁止のため映像は無し)発表スクリーンの左外にはスカイツリーが覗ける新大橋の袂に東京営業所が有る事を実感させる部屋であった。

展示室
展示室


 IC-7610は現モデルIC-7600の後継機であり、業界初めて採用されたダイレクトコンバージョン方式を採用したIC-7300に次ぐ第二弾となる。完全独立した二系統の受信部により完全に異なった周波数、モードの受信が同時に行える。アンテナ入力は二系統あり、それぞれ独立して受信回路につなげたり、例えば垂直型と水平型アンテナを接続し、ダイバーシティ型の様に受信状態の良いアンテナを選択する事も可能となっている。

 今までのスーパー方式に比べダイレクトコンバージョン方式には無駄が無いために受信選択性能が群を抜いているのはIC-7300で証明されているが、それに繋がるフィルター群の切れの良さと相まって、フラッグシップモデルIC-7810に迫る性能を有しているとの報告。
澤田東京都支部長
澤田東京都支部長


確かに近接の被りに対する耐力は優れている実験映像も示された。独立した二系統受信や、今風のインターフェース(アクセサリー、USB数チャンネル、SD-cardなど)を十分備えるため当然、性能/価格はIC-7810>IC-7610>IC-7600になるが、現行モデルIC-7600とは比較にならない程の進化を見せていた。

 まだ最終スペックは決定されていない状況であったが、今後のトランシーバーの流れを垣間見た発表会であった。







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