登米地域アマチュア無線クラブ
平成18年の3月から4月にかけて、当クラブの技術講習会(製作会)で製作した標記の装置をご紹介致します。
なお、詳細な製作マニュアルはPDFファイルにしてありますが、その内容は、クラブの技術講習会(製作会)向けのままとなっていますので、予めその点をご承知の上お読み下さい。
1 概要
製作したARDF装置(方探)はAM方式と呼ばれるもので、4方向のビームアンテナを、数十ヘルツの周期で電気的に切り替えることにより生じる受信信号強度(S)の変化を利用し、電波の発信方向を特定・表示する装置です。
この装置をうまく動作させるためのポイントは、アンテナのビームパターンをある特定の状態に仕上げることと、受信機(トランシーバー)から出力されるSメーター信号(受信電波の強さを表す電気信号)が飽和しないことです。
装置は、アンテナ切替信号発生と電波の到来方向を表示する機能が入った「ARDF本体」と、4方向のビームアンテナが一体となった「ARDF用アンテナ」で構成されています。
当クラブで製作したARDF装置(方探)は、本体もアンテナも極めて再現性が良く、マニュアルに従って正しく製作すれば、間違いなく期待通りの動作をしてくれます。
*受信機(トランシーバー)からのSメーター信号の取り出し方や飽和対策については、ここでは割愛させていただきます。
2 ARDF用アンテナ 〜〜〜 AM方式用アンテナをつくろう 〜〜〜
主要な材料は、水道用硬質塩化ビニール管と継手、アルミパイプ、電気配線用の丸型ボックス4方出などです。 |
3 ARDF本体 〜〜〜 アンテナ切替・方向表示装置をつくろう 〜〜〜
部品には安価なICを使い、オリジナルのプリント基板を用いて製作しました。 |
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