大規模津波防災総合訓練
2012年9月2日(日)

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 JARL岡山県支部は、9月2日(日)、国土交通省、岡山県、岡山市の主催により、岡山市南区(岡山港)で行われた、「平成24年度大規模津波防災総合訓練」に参加し、アマチュア無線による情報収集訓練を行いました。

 この訓練は、南海トラフを震源域とするM9.0の巨大地震により、岡山県内で震度6強を観測。岡山県南部で地盤の液状化、土砂崩れ、家屋倒壊、建物火災、ライフラインの途絶等が発生。さらに、岡山県沿岸部に3~5mの津波が来襲し、港湾・海岸・河川等の施設被害が発生したとの想定により実施されました。
 ここでご紹介するものは、様々な関係機関による訓練のごく一部であることをお断りします。

 アマチュア無線の訓練項目は、次のとおり。
①430MHz帯(FM)による、玉野市内移動局との被害情報の通信訓練。
②APRSのデモンストレーション。
③2.4GHz帯アマチュアTVによる、映像伝送訓練

 

 ◆午前9時からの訓練に備え、午前8時から、テント内で機器の準備中。
 早朝とはいえ、早くも気温は、30℃近くに。
 

◆訓練 開会式
 平野JARL岡山県支部長を先頭に、整列!
 

 ◆あいさつされる羽田国土交通大臣
  国家的規模の訓練への参加に、身の引き締まる思いです!
 
◆あいさつされる石井岡山県知事 




◆2.4GHz帯アマチュアテレビによる映像中継。 
 

 ◆同上
  背中には、「日本アマチュア無線連盟岡山県支部」と明示。
 

 ◆APRSのデモンストレーションも実施
 

 ◆今回新調した訓練ベスト。ヘルメットも統一して、バッチリ決めました!
 

◆訓練本番。JR4XEY大崎さんが、玉野市貝殻山に移動している JI4UMT和田さんと、430MHz帯(FM)による「情報収集訓練」を実施。交信音声が、会場内に流されるとともに、大型ディスプレイに訓練映像が映し出されました。
 

◆「陸」
 岡山県警と鳥取県警による、土砂崩れに巻き込まれた車両からの救出訓練。 
 

 ◆「海」
 赤十字社航空隊が、ヘリコプターで運んできた血液(手前に浮かんでいる箱)を回収に向かう、岡山市消防局の水上バイク。
 

◆「空」
  海上保安庁の小型ジェット機が、北九州から飛来し、低空で旋回飛行。
 

 ◆国土交通省の秘密兵器(?)、「気球空撮システム」
 3.5㎥のヘリウムガスが入った気球に、テレビカメラを吊り下げ、2.4MHz帯の微弱電波で映像を送信するもの。推進装置がないにもかかわらず、ラジコン操縦で、す~いすい!
(その間、アマチュアTVは、止めました。)
 

◆本番を終えて、ホッと一息のメンバーたち。
 一時、熱中症状を訴える人もいて心配されました。

 
 


 ◆終了式
 3時間半にわたる訓練が、無事終わりました。
 参加者の皆さん、お疲れさま!
  

訓練を終わった参加者たち

後列、左から
JA4KI 吉岡謙 (訓練代表)
JI4UMT 和田隆一郎 (玉野市移動局)
JG4BCG 小塚守政 (アマチュアTV担当))
JH4LPY 梶田英司 (会場テント、アナウンス)
JA4TUI 中根保 (会場テント)
JH4MZU 中野敏行 (会場テント)
JA4WSH 田中明彦 (会場テント)

前列、左から
JJ4GHB 内田晴美 (会場テント)
JH4TYE 平野耕平 (会場テント)
JR4XEY 大崎二郎 (会場テント、通信担当)
JI4VSH 内田正広 (アマチュアTV担当)
<敬称略>

※ バックは、国土交通省中国地方整備局のサテライト中継車。

この訓練に先立ち、3回の打ち合わせ会議が開かれたほか、
訓練機材の準備など、全員が役割分担して本番に備えました。

   
   
 
JARL岡山県支部