TARC NEWS 159号 2008年4月6日発行  http://www.jarl.com/tarc/
TARCNEWS
TDKアマチュア無線倶楽部
JM1ZOR発行責任者JM1EMK
JARL登録番号 10−3−49


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総会


定期総会
定期総会

定期総会の報告

日本橋 JM1EMK 田中俊之

 TDKアマチュア無線倶楽部は3月28日柳橋倶楽部で定期総会を開催しました。総会には各地から17名が参加しました。

 議案の内、第1号から第3号議案は原案通り、第4号議案の新役員については一部追加と修正のうえ承認・議決されました。また、年間行事予定表は補強修正されました。6月までは決定、以降は更につめて行くことにしました。

 議決内容の詳細は会員MLで配布致しますのでご覧下さい。


QSLカード


QSLカードを収集すること

長野 JA0DVE 平野 正紀

 アマチュア無線で交信をした時に,ほとんどの人が交信証(QSLカード)の交換を約束していると思います。私のように,アマチュアバンドでは電信しか興味が無い者にとっても交信の証明を得る為には必要条件であり,海外のアマチュア局(DX)と交信をする人にとってはこのQSLカードを収集することが主目的であると考えます。

 昨年暮に日本国内に存在する全市<784市>のアマチュア局と電信のみで交信を終了しましたが,相手局のQSLカードが到着しないことには「その市の無線局と交信しています!」と公に出来ません。市町村合併で消滅した市もあり,「さいたま市は,昔は浦和市であった」と記念品としても記録が残らないことにもなります。この消滅した市を含めると現在までに <812市>のアマチュア局と交信したことになります。

 海外局は,HFのLow−Bandだけで,184ヶ所の国と地域を交信しています。ただし,ほとんどがコンテスト上での交信であり,こちらからビューロー経由で送ってはいますが,こういった連中のQSLはあてにしてはいません。聞こえていたり呼ばれた時は交信はしますが,必ずQSLカードを送ってくるUA地域(旧ソ連邦国)と韓国以外のDXにほとんど興味は無く,海外局のQSL発行に疑問符を持っている一人です。

あてにできない外国QSLカードと思っていたのですが,反対にどうしても欲しいと請求を受けることになる出来事があったので紹介します。
北米のコンディションが良くいろいろの州と交信出来ていた時, アリゾナの某局より,「Your JCC?」の質問があり,「ZONE か AREA の間違いだろう」と回答したところ,「 JAPAN CITY No. ?? 」と再確認してきたので<千曲市 0919>を送ったところ相手のキーイングテンポが上がり非常に喜んでいるようです。(慣れてくると電信でも相手の感情が解るようになる)

USAからSASEが
USAからSASEが
 変なアメリカ人がいるものと思っていましたが,数日後にエアメールが届きました。「 千曲市は,1st-QSO だから QSL を送付願いたい 」の手紙と一緒に返信封筒と送付料 2US$ も同封されています。
日本人のにわかDX無線家が,珍局にドル札を送りQSLカードを買うという話は聞いていましたが,逆の立場になろうとは夢にも思いませんでした。消印を見るとなんと交信した当日。異国でも日本のJCCハンターがいること知り不思議な気持ちでもありました。この時は早速カードに<千代紙>を同封して相手に郵送しておきました。

 少し付け加えますと私の主たる趣味はグライダースポーツで,飛行機は気象条件の調査を目的に保有しているだけです。外国に遠征する時,世話になる飛行クラブへの手土産にこの<千代紙>をいつも持って行きます。かさばらないうえ日本の和紙は綺麗さもありどんな国にいっても喜ばれます。最近は100円ショップでも売っており皆さんも試してみて下さい。

 折り紙をするだけでなく,大型の千代紙をあげたアメリカの飛行クラブのオーナー宅では壁に貼ってインテリア用に使っていました。

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