登米地域アマチュア無線クラブ 平成21年度見学会
登米市消防防災センターを見学!

 かつて当クラブの恒例行事だった見学会が、平成21年4月5日(日)に久々に実施されました。
 見学先は、平成20年3月に新たに建設された登米市消防本部(登米市消防防災センター)です。
 この施設は、老朽化の激しかった旧消防本部庁舎に替わって、機能を大幅強化した新たな防災拠点として登米市迫町森字平柳地内に整備されたものです。
 施設は、消防本部・防災センターなどの機能を備えた複合防災拠点となっており、高機能な消防指令センターにより、119番通報受信に迅速かつ的確に対応可能とのことです。また、敷地内にはヘリポートも整備され、救急患者の搬送や林野火災時の消火機材の搬送基地などとして活用できるようになっています。
 建物は、市内で初めての免震構造(大地震時でも建物の揺れを吸収する構造)で高い安全性を有しています。また、施設を「観て知る」ことができるよう、消防防災センターの1・2階には防災体験・展示ホール、3階には訓練風景が一望できる見学テラスがあり、とても充実した施設です。

総勢9名で見学させていただきました。

現地駐車場に集合するクラブ員 @ロビーには緊急車両のミニカーが大量に展示されています。子供が喜びそう。
A最初にロビーの一角で施設紹介のDVDを鑑賞。消防の概略が分かり易くまとめられています。
B続いて地震体験。関東大震災、阪神・淡路大地震、宮城県沖地震を体験できます。本当に怖いです!
C防災用品コーナーもありました。様々な防災グッズを見ることができます。 D煙体験。煙が充満した暗い場所を、非常灯を頼りに手探りで通り抜けるのですが・・・。パニック寸前!


E施設の免震装置について

 見学コースの中に免震装置コーナーがあり、床下の免震装置実物を見ることができます。写真はありませんので文章で簡単に紹介します。

◇鉛プラグ入積層ゴム:地震の揺れエネルギーを吸収する装置
  直径70cm、高さ45cmのものが44台設置されています。
◇U型ダンパー:揺れを戻す装置
  U型の鋼材を組み合わせたもので、長さ110cm、高さ36cmのものが11台設置されています。
◇弾性すべり支承:摩擦抵抗を少なくし建物を滑らかな揺れにする装置
  直径60cm、高さ35cmのものが11台設置されています。



F司令室のデスクはこんな状態で、無線設備はどこにあるのか確認できませんでした。 G司令室壁面には各種ディスプレーが配置されています。近代的なハイテク指令室でした。
H最後に緊急車両を見せていただきました。寒さ対策として床暖房が入っているとのことです。 Iレスキュー車はかなりの年代物とのことですが、とてもそうは見えません。

 ■ 消防防災センターの詳細は登米市消防本部の「バーチャル消防署見学」で見れます。

 ■ 登米市消防本部ホームページ