D−STAR

アナログFMとの比較試験


D-STARプロジェクト端末系局間通信実験


 11月17日,栃木県下都賀郡の渡良瀬遊水池で,D-STARプロジェクト第1回目の通信実験がおこなわれました。第1回目の通信実験は,1200MHz帯を使用する端末系装置間の直接交信実験です。
 実験地に選んだ渡良瀬遊水池は,2,500haが植生におおわれその約半分がヨシ原という一面が大平原…高層建築物や丘陵地帯等もほとんど見られないため,端末系機器の直接交信実験には格好のロケーションです。


【じゃーるじっけん10のアンテナと電測用アンテナ】
通信実験1  当日は端末系実験局、「じゃーるじっけん10〜14」の5局が通信実験に取り組みました。

 「じゃーるじっけん10」を測定起点として,「じゃーるじっけん11〜14」の4局が,各所に移動して,FM,デジタル音声モード等で次のような通信実験を実施しました。


 (1)FMモードによるシグナル測定
 (2)デジタル音声モードによる通信実験,音質評価等
 (3)移動局間相互の通信実験,音質評価等
 (4)デジタル音声モードでの移動中通信実験
   (現地までの移動中)
 (5)基地局対移動局通信実験
 (6)デジタル音声の交信に対する混信のシミュレート
   (混信局がFM,デジタルの場合について測定)
 (7)デジタルデータ系端末の端末間実用距離実験 


通信実験2  おもな測定は,渡良瀬遊水池周辺の平地に「じゃーるじっけん11,13」の2局が移動(直線距離約2〜6km),さらに「じゃーるじっけん12,14」の2局を,ロケーションの良い山(栃木県下都賀郡の大平山,茨城県つくば市の筑波山)に配置しておこなわれました。 




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