TARC NEWS 113号 2005年8月22日発行 http://www.jarl.com/tarc/
TARCNEWSJM1ZOR機関紙

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象潟海岸から見た鳥海山
象潟海岸から見た鳥海山
斎藤おじさん
斎藤おじさん

3年ぶりに鳥海山で移動運用

秋田 JA7DWH 佐々木清孝
 TDKアマチュア無線倶楽部はこの夏に3年ぶりに鳥海山五合目の山小屋「東雲荘」で移動運用を行いました。
 東雲荘のある象潟町はこの9月末で周辺町村と合併しにかほ市となります。お別れの意味も含めてメンバー12名で由利郡象潟町最後の移動運用となりました。

参加メンバー全員集合
参加メンバー全員集合


全国の会員12名が集合
 3年ぶりの秋田と言うこともあり、名古屋、千葉、東京、長野そして地元秋田と全国各地から12名が集合しました。(集合写真参照)
前夜は旧交をあたためる
前夜は旧交をあたためる
 前日到着組5名は一日早く象潟町に集合して、平沢の魚のおいしいお店で夕食をとり、その晩は海岸の民宿「ろふう草」に投宿しました。

遊佐町のマックスバリューエルパ店に集合
 8月30日集合時刻の午前10時には8名が集合しました。食料・機材の買出しと昼食を済ませて、いざ鳥海山五合目を目指して出発しました。

山小屋に設置したアンテナ群
山小屋に設置したアンテナ群
東雲荘でアンテナ・リグを設営
 東雲荘はそれまで長年管理されていた、斎藤おじさんが昨年末に他界されていました。おじさんにはいつもたいへんお世話になりました。ご冥福を祈ります。(合掌)
 あとを継いで、東雲荘はおじさんのご近所にお住まいの、同じ苗字の斎藤さんが管理をされることになりました。

小屋の裏から滝を望む
小屋の裏から滝を望む
水が出ない?
 小屋に引いている水が出ないトラブルがあることが分かりました。
 早速私と斎藤さんで調査修理隊を編成し、水源地までさかのぼり、応急修理した結果、水が出るようになりました。
(翌日になったらまた出なくなり、もう一度修理に出かけ水が出るようになりましたが。)

いよいよ開村式 
 東雲荘では、早速アンテナ設営やリグの準備に取り掛かるうちに他のメンバーも到着し、総勢12名となりました。夕食は東雲荘のおじさんを含めて13名で開村式となりました。

開村式
開村式
ノイズ障害
 早速試験をしているうちに強力なノイズがあって、短波帯の受信に障害があることがわかりました。どうも今年ジーゼルから入れ替えたガソリン発電機のインバータノイズのようです。日ごろのノイズ対策で鍛えた腕の見せ所です。

 とはいえ測定器も対策部品もありません。結局は「ゾーンの分離」という究極の対策。アンテナの設置場所を最大限遠ざけることで使えるようになりました。

ハンディ機での運用地
ハンディ機での運用地
各バンドで運用
 7MHzから430MHzまで各バンドで運用を行いました。バンドコンディションが思わしくなく交信局数が伸びません。430MHZは登山組がロケーションの良い場所から運用してΦ、9、8、7エリアと交信しました。小屋のHF組は全国と交信しますがどうも長続きしません。3日間合計で100局余とお別れ交信できました。

鳥海山山頂
鳥海山山頂
旧交をあたためた移動運用
 今回の秋田での移動運用は旧交も温めました。
前夜の平沢では上遠野さんと加賀さんが久しぶりに再会でき、当日はOBの渡辺さん、斎藤さんとも全員お会いでき、お互いの健康やご活躍を確認しあいました。  

 8月1日朝いよいよ出発の日です。片付けは手馴れているせいもあってすぐに終了、全員の記念写真を撮って解散としました。
 今回の秋田移動運用成功にあたって、ご協力いただきました各位に感謝いたします。ありがとうございます。




展望台から東雲荘を望む
展望台から東雲荘を望む
 編集部注:
 斎藤さん、渡辺さん、佐々木さん開催地地元としてご活躍ありがとうございます。山へ登っての水道補修もお疲れ様でした。おいしいお酒も差し入れもありがとうございます。





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