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D−STAR 技術情報 FAQ


 ここでは「アマチュア無線のデジタル化技術の標準方式Ver4.3c」の技術情報について、みなさんからお問い合せいただきましたことをQ&A方式で掲載しています。


 12頁の解説のフラグ1のbit2〜0の用途で再送要求フラグとACKフラグおよび応答なし
  フラグの使用目的を示されていないが、使用目的を教えてほしい
 元々これらのフラグは、まだシステムが具体的に稼働する前に必要と思われるものを
  ピックアップして作られていて、現状まだ使用されていないフラグもあります。

・レピータ局制フラグ
  レピータ局を制御する場合に使用します。主にレピータ局の管理者用で一般の
 ユーザーが通常使用することはありません。

・自動応答フラグ
  自動応答時に使用します。現在も使用しています。

・未使用
  文字通りまだ未使用です。

・再送要求フラグ
  再送要求が必要な時に使用しますが、現在はまだ使用されていません。

・ACKフラグ
  acknowledgeを返す必要がある時に使用しますが、現在はまだ使用されていません。

・応答なしフラグ
  文字通り応答のない時に使用します。現在、相手方から返事のない時に「UR?」を
 表示していますが、この表示はこのフラグを使用しています。

・中継不可フラグ
  中継できない時に使用します。現在、「RPT?」の表示にこのフラグを使用しています。


 無線ヘッダ部のフラグ1、bit4およびbit5の使用用途を教えてほしい。
 これらのフラグの使用用途は次のとおりです。

・bit4
  このフラグはレピータ局が通常の中継動作を行うか、またはレピータ局の制御モード
 にするかを決めるフラグです。主にレピータ局の管理者用に用意されたもので、一般ユ
 ーザーの方がこのフラグを変えて通信を行うことは通常ありません。

・bit5
  交信中の割り込み動作を行う時に使用するために用意したものです。端末機もその
 動作が取扱説明書の記載されていますが、実際には割り込みフラグを立てなくても音
 声で割り込み動作が可能なため、使用頻度は少ないものと思われます。



 なお、「アマチュア無線のデジタル化技術の標準方式Ver4.3」についてみなさんから
  いただきましたお問い合せなどは随時更新していきます。

ご意見、ご質問は、JARL D−STAR委員会事務局までお願いいたします。




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