衛星通信(Satellite)

受信(145MHz)はIC-706とGPアンテナ、送信(435MHz)はIC-7000Mと6エレ八木アンテナを用 い、軌道計算プログラムKSATを使って衛星の位置を視覚的に確認しながらアマチュア衛星を追尾し、衛星交信を行っています。

福井宇宙通信愛好会(JARLクラブ局)とも交流しています。
 

2018年3月17日, Facebook投稿記事より
「中国の衛星XW-2FとXW-2Cを軌道計算プログラムKASTを駆使して6エレ八木アンテナで追尾し、それぞれの衛星で1局ずつ(どちらも同じ京都の局でしたが)、計2交信しました(OP:たにもん)。普段の交信とは違い、受信側 (145MHz)、送信側(435MHz)の準備がそれぞれ必要になり難しいところもありますが、交信を重ねてうまくなっていきたいと思います。」

 
2019年4月27日, Facebook投稿記事より抜粋)
「16:03JST(AOS)からFO-29を狙ったアマチュア衛星通信を行いました(Elev: 67.9 deg)。受信用、送信用八木アンテナを一人ずつ手に持って、周波数を調整する一人、SSB交信を行う一人、ログ一人と計5人で協力し、直前にリハーサル をしてのぞみました。(中略)なんと今回は、約10分の間に5交信もできて驚きました。K先生のCQがとてもよかったと思います。」


デジタルモード(JT65, FT8, MSK144)

無線機とパソコンを自作したインタ―フェースでつなぎ、海外など遠い地域からの微弱電波をパソコンで復調し、自動的に交信ができるJT65やFT8のモードでこれまでにすべての大陸との交信に成功しています(最遠方は南アフリカ)。SSBやCW 交信の横で(並行して)18MHz帯でのデジタルモード交信(主にFT8)を行っています。夏は50MHzの2エレ八木アンテナで、スポラディックE層の反射によるDX交信を行っています。

 
一方、WSJT-XのMSK144モードにて「流星散乱通信」を行っています。50.260MHzのSSBで、2エレ八木アンテナを用い、空中線電力50Wで、連続してCQを出しながら流星散乱物質による反射を待ち、そのわずかな瞬間でdBレ ポートを交換します。初めての成功は、2019年4月23日のこと座流星群のときでした。また、このソフト(WSJT-X)を利用した流星観測の試みについて日本流星研究会で研究発表しました(2019年8月,名古屋)。