上級ハムの国試問題をうだうだ解くコーナー 第4弾
平成27年12月1アマの無線工学から、めんどくさそうな問題を抜粋
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A-9
図に示すハートレー発信回路の原理図において、コンデンサCの静電容量を1/3にしたとき、発信周波数は元の値の何倍になるか、正しいものを下の番号から選べ。
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ハートレー発信回路における発信周波数の問題です。
上の図を見て「ハートレー発信回路」ということは分かっていても、なぜ発信するのか?そもそも「発信」とはなにか?
それ以前にコイル、コンデンサー、トランジスタの役割すら分かっていない人もいるかもしれません。
しかし、この問題は以下の式(共振周波数を求める式)
さえ覚えていれば解ける問題です。
(注) 実際はコイルL1、L2の間には相互インダクタンス(M)があるので上の式のLの中身は、正しくは(L1+L2+2M)になるので、
周波数( f )の値も若干異なってきますが、通常この手の問題では無視します。
もし考慮するのであれば「Mの値は**とする」と書かれていると思います。
正直なところ、筆者はこの計算を解くよりも発信のメカニズムを理解する方がはるかに難しいと思います。
では本題に入ります。
これで終わったのでは、前述した「発信のメカニズム・・・」がもやもやして気になります。
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