上級ハムの国試問題をうだうだ解くコーナー 第13弾
平成28年4月1アマの無線工学から、めんどくさそうな問題を抜粋
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A-20
同一特性の八木アンテナ(八木・宇田アンテナ)8個を用いて、4列2段スタックの配置とし、各アンテナの給電点における位相が同一となるように給電するとき、このアンテナ(スタックドアンテナ)の総合利得の値が19 [dB]であった。 アンテナ1個当たりの利得として、最も近いものを下の番号から選べ。ただし、分配器の損失等の影響はないものとする。また、log₁₀2≒0.3 とする。
1 3[dB] 2 5[dB] 3 6[dB] 4 7[dB] 5 10[dB]
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これを求める式は
総合利得 [dB] = G + 10log₁₀N G:アンテナ1個分の利得 [dB] N:アンテナの個数
余談ですが、4列2段 も 2段4列も8列1段も総合利得とアンテナ1個の利得の関係は上の式を使います。
変わるのはビームパターンです。2段4列はマストに取り付けた場合、縦の指向性が強まりますので仰角がシビアになります。
現実的な設置方法ではありません。
また、8列では水平方向の指向性が鋭く、ビームが切れすぎて使いづらいと思います。
その前に張り出しパイプに荷重がかかりすぎて、2段4列同様、現実的ではありません。
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